ふと思い出して

非常に暇なのでゴロゴロしてたら、ふと昔のことを思い出した。よく分かんないけど、ゴロゴロしている時間に限って、昔の嫌なことをよく思い出す。今回思い出したのが、4年ぐらい前に初めて海外へ行った時のことだった。

あまりアウトドア派ではないので、旅行もしない。つまり、飛行機にすら乗ったことのない僕が仕事で初めての飛行機、初めての海外なんて恐怖以外何物でもなかった。僕は全くもって英語も喋れないすこぶる教養が低い三角形の底辺と呼ぶに等しい人間だが、同行する上司が英語堪能、海外経験豊富ということで、ご一緒させてもらった。これが悲劇の始まりだった。

 

上述したように、英語もダメ、飛行機も乗れない。つまり、この同行してくれるこの人に、生まれたての赤ん坊の如く頼るしかないという状況になるわけで、且つ、僕はこの上司が凄く苦手だった。然しながら、業務ということで止む無く、こいつと初海外チャレンジするしかなかった。

 

悲劇①

空港内で置いてけぼりにされる。

こいつは僕が初めてなのを100も承知のくせに、わざと置いてけぼりにするというエヴァンゲリオンだったらロンギヌスの槍をぶち込まれるぐらいの強烈な一撃をかましてきた。あわあわしながら、搭乗口に辿り着くと、「何してんの?」みたいな感じで、気遣いのかけらも感じさせない。別にいいけどね。ちょっと待てやと問い質してやろうかと思ったが、社畜マイスター1級の僕は言えるわけもなく、ただただ押し黙っていた。

 

悲劇②

アメリカに着いて、商談終了後、日本食材店に連れて行ってもらい、お会計するときに、「ここは、私がごちそうしましょう」と支払ってもらった。ありがたいのだけど、この言い方が結構癪に触るし、カッコよくない。その後、晩御飯はステーキを食べようということになって、お酒を飲みながら食したのだけど、お会計するときに、「お昼は私がごちそうしたので、ここは君ね。」

 

?????

 

耳を疑った。別に構わないけど、あなたは上司。すんごい年上。役職も付いてる。マジか、コイツ。値段も昼と全然違うぞ。段違いだぞ。しかもテーブルマナーを語りだした時に、口からくちゃくちゃ食べ物を放出しながらご教示頂いたのだけど、手に持ってるフォークぶん投げて、お前がそれを語るな!とも言えず。

 

この話を当時めちゃくちゃ同僚に話まわって、満足してすっかり忘れてたけど、思い出すとやっぱり腹が立つな。